2021/04/19
トウモロコシの栽培に欠かせない事
杉中園芸の杉浦です。
トウモロコシを栽培するにあたり、欠かせない仕事をご紹介します。
トウモロコシを播種しマルチを被せるところまで先日はお話ししました。
今回はその後、何を行っているかお話しします。
トウモロコシの周りには他の畑があり、隣の畑から砂が飛んでくる場合があります。
その砂がマルチの上に乗ると発芽率がとても落ちるため砂を飛ばしていきます。
結構砂が乗っている事が分かります。
全ての畑で必ず砂が乗るため発芽率を上げるために砂飛ばしは欠かせないお仕事です。
次にトウモロコシが生えだしましたらマルチに穴をあけて熱を逃がします。
これが遅れたり怠ってしまうとトウモロコシが焦げて枯れてしまいます
雨後にマルチの上に水が溜まってしまうことがあります。
この水も穴を追加することで土の中に流れてトウモロコシの発芽や生育を良くしています。
十分に生育しましたら、マルチを剥がし、取っていきます。
写真を見ますとしっかり発芽している事が分かると思います。
マルチの巻取りは専用の機械で巻いていくので奇麗に早く作業を行うことができます。
発芽したトウモロコシを観察してみると、写真のように葉っぱがくるくる巻いてしまっているものがあります。
このままではしっかり伸びてくれませんので、写真のように丁寧に直していきます。
マルチを剥がしましたらトウモロコシを適正な間隔にするために間引きを行います。
最初に蒔いた本数から間引きを行い半分にしていきます。
発芽率は良い時もあれば悪い時もあります。
この悪い時に備えるために多く種を蒔き、良いトウモロコシを残し、間引きを行っています。
以上が播種後から間引きまでのお仕事でした。
美味しい野菜を栽培するためには細かい作業が欠かせません。
この残されたトウモロコシたちが美味しく成長するか楽しみです。