2021/05/03
ポット苗の植えるポイント
杉中園芸の杉浦です。
家庭菜園の方に向けたポットの苗の植え方などのポイントをご紹介します。
1.土について
家庭菜園用の土が数多くホームセンターに陳列されています。
どれがいい土なのか皆さん分かりますか?
私的にはどれも同じで野菜栽培用の培養土を買っておけば問題ないと思っています。
高い土や肥料が入っているものなどいろいろありますが安価な物で大丈夫です。
家庭菜園で鶏糞や牛糞などは適正な量を入れるのが難しいので極力入れないことをおすすめします。
2.ポットの苗の植え方
植える前に土をほぐしていませんか?
夏野菜や花の苗は白い根が出ているものがほとんどです。
土をほぐしているだけで根にダメージが入ります。
せっかくくっついている土をほぐす事はやめましょう。
根が自然に伸びて成長することが枯らさないポイントです。
強風対策の行灯で野菜の苗を守りましょう。
行灯の取るタイミングは上から苗が出たら取っても大丈夫です。
3.水やり
水は朝与えてください。
夜や夕方に水をあげると根が傷んでしまい根腐れを起こしてしまいます。
萎れているからと言ってあげすぎも根を腐らせてしまいます。
土がとても乾いていて萎れている場合のみ夕方少量与えてください。
雨の日や曇っている日など土が乾いていなかったら与えなくても大丈夫です。
(雨の次の日も同様です)
4.肥料について
液肥や固形肥料などいろいろありますが、固形の化成肥料が一番使いやすくて良いです。
元肥や植えてからすぐは与えるのは控えましょう。
夏の暑い時期はすぐに肥料が溶けて効き出します。
特にホームセンターで販売されている土には最初から入っているものが多いです。
この土にさらに加えて与えますと栄養過多状態で枯れてしまいます。
植えてから7日~10日ほど経ってから与えると良いです。
また植えてから1カ月半ほどで肥料が切れます。
育ち具合など見て追肥も必要になります。
5.育てる場所
育成に最適な場所は、野菜によって異なりますが、
基本的には日の当たる風通しのいい場所で育てましょう。
風通しが悪くジメジメした環境は病害虫が発生する恐れがあります。
中には日陰を好む野菜や少し湿っている状態の場所を好む野菜も存在します。
家庭菜園を始める前に育てたい野菜の特性を調べることも重要です。
プランターで植える場合、深さ30㎝以上の物がおすすめです。
真夏など暑い時期は15時以降の西日を避けれると良いです。
前回の苗の選び方と今回の解説したポイントを踏まえて家庭菜園にチャレンジし、成功させましょう。
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