2021/04/26
苗の選び方
杉中園芸の杉浦です。
今の季節は夏野菜を植えるのに適した時期です。
ホームセンターや園芸店にも数多くの野菜や花の苗が陳列されています。
夏野菜は育てやすく家庭菜園にも向いています。
みなさんはどの様な苗が良質なものかわかりますか?
良い物、悪い物、それぞれの特徴をご紹介します。
【良い苗の特徴】
・茎が太い物
・葉の色が濃い(◎濃い緑)
・短く葉が密集している
・株がしっかりしている
【悪い苗の特徴】
・茎が細い
・葉の色が薄い
・伸びてしまっている
・黄色い葉が多い
私の苗を参考にして良い物、悪い物をご紹介します。
こちらの苗でどちらが良い苗か分かりますか?
左の方が大きくて立派に見えますね。
実際は右の苗の方が良質な苗です。
・茎の太さ:両方同じぐらい
・葉の色 :左の方が濃い色の葉が多いが色は同じ
・苗の長さ:右のほうが短く葉が密集している
・左の方は黄色い葉が付いている
次にポットの中の根がどのようになっているか見てみましょう。
根は右の短い苗の方が太く根の量も多く、勢いを感じられます。
上の苗で根が詰まっていると勘違いされやすいですが、
根が詰まりますと茶色く変色してしまいます。
家庭菜園向けで販売されている苗はほとんどが根詰まりを起こしていません。
むしろ根が全然出てない物の方が多いです。
しっかり根が出ていればそれだけ土に活着しやすく、成長してくれます。
写真のようにポットの穴から白い根が出ているものがあればとても良いです。
先日ホームセンターの苗を見ましたがしっかり出ている苗はほとんどありませんでした。。。
ポットを外してみるのは難しいと思うので、裏を見てみましょう。
実際に見比べると違いが分かりますが同じような苗が陳列されていたら分かりにくいですね。
購入するときにポイントとしては
・ポットにしっかり根が回っている
・茎が太い
・伸びていない
・葉の色が濃い
全ての条件を満たす苗を見つけることは困難ですが、
上から順に条件を当てはめてみてください。
野菜づくりは苗の選び方が大切です。
しっかりとポイントを押さえて良い苗を見極めましょう。